この本は、第2次世界大戦時のドイツ軍の収容所へ入れられた人々の、同じく収容された心理学者によるこのような状況下での人々の心理の考察について書かれた本です。
僕なりに解釈すると、
生きるということは、
・内面の充実や勝利をもとめること。
・終わりや目的をもつこと
・愛する人や仕事にに対する責任
本文には
生きることは日々、そして時々刻々、問いかけてくる。わたしたちはその問いに答えを迫られている考え込んだり言語を弄することによってではなく、ひとえに行動によって、適切な態度によって、正しい答えは出される。生きるとはつまり、生きることの問いに正しく答える義務、生きることが各人に課題を果たす義務、時々刻々の要請を満たす義務を引き受けることにほかならない。(p130)
とあります。
僕たちは、よくわからない、先が見えない運命と対峙していかなければならない。
生きるということに意味を持っていかなければならない。
併せて、アラン・リネのドキュメンタリー映画「夜と霧」を視聴しました。
事実の35分。
まだこの時から60年ぐらいしか経っていないというのが信じられません。
アウシュビッツに行った時と同じぐらいの衝撃を受けました。
おすすめします。
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