20110521

本の記録 / 子安大輔

ラー油とハイボール 子安大輔 新潮社

ついこの間から、IID世田谷ものづくり学校で行われているschooling-padのレストランビジネスデザイン学部というところに3か月ですが通うこととなりました。

schooling-pad レストランビジネスデザイン学部

高校、大学の友達では同業種がほとんどおらず、こういう所で色々な方と交わりたくて参加しました。

  • 成功者である講師の方の素晴らしいお話を聞ける。
  • 同じベクトルの人と、同じ時間を共有する。
  • 昼間から校舎に通って授業を聞く。

っていいですよね。

今回は、その学校を運営している子安さんという方の本です。

「ハイボールがヒットした本当の理由」という旬な項目から始まりますが、「食」にとどまらず、思考技術や物事に対する姿勢について書かれているのでおすすめします。

流行る店や商品には様々な要因があります。
「ストーリー」があり、「AなのにB」という意外性があり、あえて「逆転」させてみたり、「だけ」にしてみたり。

これ、起業を考えていてなんとなく心に止めていることばかりですが、わかりやすい言葉で事例が書かれているので大変わかり易く改めて心に響きました。


また、

  • 「顧客視点を大切に」や「お客様の気持ちになって」というフレーズは、イヤになるくらい目や耳にする常套句です。(中略)真の顧客視点というのは、それを「複数のお客の立場から見つめる」ということではないでしょうか。(p93)
  • 「丁寧」に仕事をするというのは、受け手のことを強くイメージして、彼らの満足のために細部までこだわること他なりません。同時にそれは自分の仕事に対する自負そのものでもあるはずです。(中略)これは飲食店に限らず、「ものづくり」「人づくり」「組織づくり」「取引先や顧客との関係づくり」など、どのような業種のどのような仕事であっても、今一度取り組むに値するテーマなのではないでしょうか


といったハっとさせられることまで書いてあります。

 
1冊目

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