20120314

本の記録 / フィル・ロマーノ


   外食の天才が教える発想の魔術  フィル・ロマーノ  日本経済社出版


5年ほど前に見た本を見なおしてみました。
時間制のタイムカードレコーダーを用いた課金制のレストランシステム、飲食業界のアイデアの出し方など勉強になることが多く紹介されています。


愛される店を作ること。
そのために何をしなければいけばいのか。

まさに、題名にあるような発想を魔術のように柔軟にしていかなければいけません。


==


p.12 同じもの、同じやり方、同じ味を、人は望まない。普通とは違うもの、新しいもの、見たことのないものを経験して、胸をときめかせたいと思っている。

p.27 創造性とは問題点を明らかにしたら、それを受け入れるのではなく解決する方法を見つけ出すことなのだ

p.29 私を動かす原動力となっている者は、成功の甘い香りではない。失敗することへの恐怖だ。だが、人とは違う新しいことを使用とするとき、失敗を恐れて思いとどまったことはない

p.46 よい出来事は向こうからやって来てくれるものではないということである。(中略)私は大学時代の仲間十数人やほかの友人にも何人か連絡を取って、「頼みがある。《ホリデーマガジン》の職部門担当の編集者に手紙を書いてくれないか。〈ロマーノズ300〉のことをほめて欲しいんだ」

p.47 少々強引な売り方をしても、それを支えるコンセプトがしっかりしていれば、決して損にはならない。

p.83 私が欲しいのは、意欲と情熱を持って仕事に取り組み、創意工夫を忘れない人材だ。私はその人がどんな生き方をしてきたかを見る。たとえば、きちんと学校に行き、一生懸命に勉強してきたかも一つの要素だ。家族を大事にしているか、また自分自身を大事にしているかも見極める。往々にしてその人の外見が多くを物語る。自己管理ができるかどうかがわかるからだ。自分のことを気にかけない人間が、他のことをどうやって気にかけられるだろう。ましてや、私のレストランを大切にしてくれるわけがない。

p.85 もっと美味しくしようと肉を一オンス(約30グラム)増やしたが、いきなり値段を引き上げたりしなかった。マクドナルドのクォーターパウンダーの値上げは裏切り行為だと肝に銘じていたからである。

p.125 レストランが成功する要素はなんだろうか。立地、立地、立地ではない。料理、料理、料理である。

p.153 成功の秘訣は、うまくいくアイデアと行かないアイデアを見極めることだけではない。そのアイデアがどれだけ幅広い顧客層に訴えるかを理解することも重要である。


0 件のコメント:

コメントを投稿